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Date: 2016/12/14

色の持つ温度感

日が経つにつれ寒さが増して来ましたね。
街中はイルミネーションに彩られてクリスマスムード一色です。
何かと慌ただしい師走ですが、美しいイルミネーションや、華やかなショーウィンドウを目にするとつい足を止めて眺めたくなるものです。

今回は誰もが分かりやすい色の持つ温度感についてのお話です。

あなたが冬でイメージする色は何色ですか?

雪の白、紅葉を終えた落ち葉の茶色、はたまたクリスマスの赤と緑。
炬燵で食べるみかんの橙(だいだい)ってのも季節感があって良いですね。

寒いと温かい色、つまり暖色に特に敏感になっている気がします。
居酒屋の赤ちょうちんや、アロマキャンドルの炎、ストーブの赤外線など・・・
ついつい近づいてしまいますよね。

冬は日照時間が一番短い季節なので、自然と暖かな太陽光のイメージを求めているのかもしれません。

暖色・寒色とはどんな色を指すのか

言葉からイメージしても分かるように、赤や橙、黄色のように暖かさを感じさせる色を暖色。
青や青緑のように冷たく感じる色を寒色といいます。

さらに、紫や緑など温度感がはっきりしない色のことを中性色といい、彩度が0の黒〜グレー〜白のことを無彩色といいます。

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色相環=虹色の順番「赤→橙→黄→緑→青→藍→紫」に赤紫を加えて、リング状にならべると上記のようになります。これを色相環と言います。色相環には色々な種類がありますが、この色相環は日本色研配色体系(PCCS)の色相環です。

心理的温度差

暖色系と寒色系の心理的な温度差は3度もあるらしく、実際におこなわれた研究でも、同じ温度のお湯に赤と青の着色をしてコップに入れ、指を入れて「どちらが暖かいか?」という質問をすると、明らかに「赤いほうが暖かい」と答える人が多かったそうです。
電化製品でも、夏に使う扇風機はもともと寒色系もしくは白が多く、ストーブや炬燵は暖色系が多いのもこの理由からです。
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冬はファッションでは他の季節に比べてダークトーンが増えます。
美容院でも、赤や、橙(オレンジ)、ピンクなどのカラーリングを希望される割合が増えるそうです。

しかし、冬に暖色が好まれるといって、真っ赤なスーツが似合うのはルパンかメイプル超合金だし、黄色は黄色で「ゲッツ!」だし・・・。
ファッションに全体に取り入れるのは難しいですが、寒さ対策として部屋のカーテン、クッションカバーやスリッパなどのアクセントカラーを暖色に変えるだけでも暖かく感じられると思います。


普段生活の中では、それほど気にしていないことかもしれませんが、上記の内容からも色が与える心理的温度差が大きいことが分かります。
インテリアやファッションに限らず、色の持つ温度感をうまく利用しながら、季節に応じたデザインやコンテンツ作りをしたいものです。

本格的な冬の到来に向けて、今年は赤いパンツを買ってみます!