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Date: 2017/01/20

子育て風景から見たデザイン3「パッケージデザイン」

こんにちは。AND SPACEのデジタル雑務要員、パート社員の鈴木です。

ブログのつかみは、テーマに全然関係のない社内の話をする事にしていますので、興味のない方は飛ばしてください。

キャッチコピーにも通じる話。
代表がつけた鈴木のあだ名は「阿片」です。その由来は忘れましたが、確か鈴木の行動の10%から20%が常にテンパっているのが理由だったと思います。
弊社は全員、入社時にきわどいあだ名が代表によりつけられますが、中身はさておき、キャッチコピーも意識してデザインをする人間のいる環境では悪くない社風だと思います。断固拒否する事もできますので安心してください。
ちなみに私はなんだか悔しくて拒否しませんでしたが、初めてお会いした他社の方からも「なんかそんな感じありますねぇ!」って太鼓判をいただいたので、代表のセンスはなかなかのものだと思います。だいたいデザインやってる人間は頭がおかしくて感性が尖っていて素敵だと思います。

社内の風景レポートはこのくらいにして、今回は子育ての現場から見るパッケージデザインについてお伝えしようと思います。

1.幼児が手に取るおもちゃの商品パッケージとは

現在娘は2歳半で、本当に随分とやりとりや理解が人間らしくなってきました。
会話は拙いながらも言葉を意訳しながら、十分にやりとりが楽しめますし、理解だけならこちらの言っている事や雰囲気をほぼ違えていません。
そんな2歳半よりもう少し小さい1歳半から2歳頃の娘の行動で顕著だった事、それは中身の見えているおもちゃをその場で欲しがる事でした。

2.中身を知っていても中身が見えないと欲しがらない

鈴木家では、保育園からのお迎え後、主人帰宅の20時半から21時頃までワンオペ(家事育児のワンオペレーション)になるので、手のかかる今は、どうしても動画・TVに頼ります。そこで娘が見る中でアニメやNHK教育の子ども向け番組以外に多いのが、おもちゃの動画です。メーカーが作っているものもあれば、個人の方が投稿している動画もあります。そこでおもちゃを見てその物が頭に入っている娘ではありますが、おもちゃ屋さんに行ったり売り場近くを通ると面白い事が起きました。
知っているおもちゃの箱の前を通り過ぎ、中が見える透明なパッケージのおもちゃを欲しがるのです。普段欲しがらなかったおもちゃをです。
透明なパッケージとは言葉そのまま、透明性であり、相手にイメージする労力を求めないんですね。

3.写真より現物

初めてこの現場に自分が遭遇した時は正直とてもおかしかったです。「なんでなの、なんでなの?」と笑いながら娘を追いかけました。
普段「これほちぃ、これであそびたい」と言っていたものを、箱に入った状態で目の前に差し出しても全く興味を示さず、しきりに見た事もないが、パッケージが透明で、中身が全て見えるおもちゃを欲しがったのです。
不思議なのは、慣れ親しんだおもちゃがプリントされたパッケージでも、箱の中にそれがあるとわからない、もしくはわかっていても中身が見えるおもちゃが欲しいという事でした。
ずいぶん物事が分かるようになってきた2歳半近くでも、サンタさんへお願いするおもちゃを、結局のところその場で中身が見えるものに決めたのです。
これについては他のお子さんに聞いたわけでなく自分の娘分しかケースの蓄積がありませんが、あまりにも他商品との差が顕著だったため、このくらいの月齢なら少なからずある現象なのでないかと思っています。

4.お菓子売り場でも同じことが起こる面白さ

お菓子売り場で起こる同様の事例にチョコレートがあります。
子ども向けの、キャラクターが型取られ、透明のPPでパッケージされたチョコレートをご存知でしょうか。
ペコちゃんやミッキーのラインナップでも店頭に並んでいたりするペロペロチョコですね。これでも同じ現象が起きます。まだおもちゃに比べれば比率は低めですが、ダントツでこれを欲しがります。キャラクターチョコはグッズの感覚に近い。これはお菓子でありながらも、その形がキャラクターを型取られている事から、半分はキャラクターのおもちゃ・グッズと言う感覚に近いんだと思います。

5. 現物 > 写真 > イラスト

イラストは文字化の一環であるという意見を見かけた事がありますが、
私自身はこの意見に共感する方で、簡略化されたイラストは文字に近く、ターゲットを狙って用意するなら、それを読み取る相手を意識しないといけないものだと思います。
なので、読み取り手の文字を読む力を、全く必要としない現物が幼児にとって1番響くというのはとてもはまっていると思います。

相手を選ばず伝える力としては
現物 > 写真 > イラスト
になります。これは誤魔化しが効かない順でもあります。

なので逆に言うと、
イラスト > 現物 > 写真
の順にイメージの操作がしやすいという事になります。
(絵本等、絵そのものに重きが置かれるようなものは、記号化・文字化も含めた芸術的なものなので、ここでは配慮しません。)

何を当たり前の事をと思われかもしれませんが、ここまで目の当たりにすると改めてお伝えしたくなる事ではありました。

6.上記の経験をデザインに生かすならば

最後に、上記の流れがデザインでどのように生かせるかは以下の通りだと思います。
パッケージデザインの依頼があった時に、サンプルを店頭で展開する選択肢を提案に含め、デザインで選択肢を与える事。
店頭の展開の仕方で、パッケージのデザインは変わるのだと理解して、費用対効果でいろんなプランを提案できる事なのではないかと思います。

AND SPACEは分析のための事前調査を惜しまず、確実に伝えるものを模索する会社です。
お困りの際は是非お声がけください。

鈴木でした。